理事長の小田部黃太です。
福岡県美術協会は、昭和15年に設立されました。その後、一時期の空白をはさんで、戦後の昭和24年に復活し、以来、永く福岡県の美術文化の発展に寄与して参りました。昭和62年1月、それまで任意団体であった美術協会を法人化し「社団法人 福岡県美術協会」とし、平成25年4月には法令に基づく法人改革により「公益社団法人 福岡県美術協会」に移行いたしました。今日、公益社団法人として福岡県を中心に、美術の普及・振興、美術家の相互研鑽と親和を図ることを目的として活動しております。主たる活動といたしましては「福岡県美術展」(以下「県展」)と「福岡県シニア美術展」(以下「シニア展」)の主催をしております。ぜひ、多くの方にご来場いただきます様お願い致します。
「県展」につきましては、コロナ禍において令和2年には中止をするということもございましたが、令和3年、令和4年の展覧会は大変ご好評をいただき、改めて美術に寄せる多くの方のお気持ちを再認識し、美術の力を発信していくことの重要さを改めて感じております。今年度も「県展」「シニア展」ともに開催の準備を進めております。「県展」では、写真部門で新たに「Web出品」を行うなど、さらに魅力的な展覧会とすべく改革を進めております。今日の変化してゆく社会において、人々の心を勇気づけ、その支えとなるのは美術・芸術の力であります。私共美術協会は「県展」「シニア展」等を通じ、美術の力を人々の心に届けることがその使命であると考えております。
協会会員の皆様、「県展」「シニア展」へのご出品をお考えの皆様、どうかご健康にご留意の上力強く制作にお取組みいただき、「県展」「シニア展」へのご出品、そして皆様の個展・グループ展の開催により、人々の心に美術の力をお示し頂きますよう、心からお願いを申し上げます。
福岡県美術協会は公益社団法人として、その目的に向け進んでまいります。会員の皆様、そして美術を愛好する皆様のご意見、ご協力を頂き進めてまいります。どうぞよろしくお願いを申し上げます。